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画像を切る線より外まで伸ばす理由
塗り足しやトンボは、白フチや断裁ズレが起きるまで単なる印刷用語に見えがちです。このガイドでは、それぞれが何を守っているのかを整理します。
ひとことで言うと
塗り足しやトンボは、白フチや断裁ズレが起きるまで単なる印刷用語に見えがちです。このガイドでは、それぞれが何を守っているのかを整理します。
このガイドでわかること
- 01塗り足しは仕上がりサイズの外にある予備の絵柄
- 02トンボは最終的な断裁位置を示す目印
- 03両方がそろって初めて安全になる
- 04書き出し前に見るべきこと
塗り足しは仕上がりサイズの外にある予備の絵柄
塗り足しは、最終断裁位置の外側まで伸ばした画像や背景です。断裁がわずかにずれても、ページ端に白い線が出ないようにするために使います。
仕上がりサイズそのものが大きくなるわけではありません。塗り足しは、切り落とされる前提の余白です。
トンボは最終的な断裁位置を示す目印
トンボは、どこで切るべきかを示すガイドです。完成物のデザイン要素ではなく、断裁工程のための印です。
トンボを見やすく保つため、通常は塗り足しのさらに外側に置かれます。
両方がそろって初めて安全になる
トンボだけでは切る位置は明確でも、少しずれたときに白フチを防げません。塗り足しだけでは余裕は作れても、どこで切るかが曖昧になります。
両方を使うことで、断裁位置と、ズレを吸収するための予備領域の両方が定義されます。
書き出し前に見るべきこと
ページ端まで伸ばしたい背景や画像は、必ず塗り足しまで届いている必要があります。文字やノンブルなど重要要素は、別途安全マージンを保って断裁位置の内側へ置きます。
全面ベタでないページでも、塗り足し設定そのものは意図的に管理した方が安全です。
断裁の考え方の基本
ページは大きく3層で考えると分かりやすくなります。本文、安全な仕上がり境界、そして外側の塗り足しです。
| 層 | 位置 | 役割 |
|---|---|---|
本文・重要要素 | 仕上がり内側 | 文字や重要な絵柄を守る |
断裁位置 | 仕上がり境界 | 最終ページサイズを決める |
塗り足し+トンボ | 断裁位置の外 | 端の絵柄を守り、切る場所を示す |
背景を端まで見せたいなら、画像は断裁位置を越えて塗り足しまで届いている必要があります。トンボ自体は仕上がりページに残りません。
表は、このトピックが実際のシート順・ページ順・判断にどう関わるかを示す実例です。
よくある失敗
画像が断裁位置でぴったり止まっている
断裁ズレで白フチが出やすくなります。端まで見せたい絵柄は塗り足しまで伸ばします。
トンボが本文に重なっている
トンボは仕上がり外にあるべきです。本文にかかる場合はドキュメントの外側構造がずれている可能性があります。
文字を断裁位置の近くに置きすぎる
塗り足しは背景用です。文字や重要要素は安全マージンを取って内側に置きます。
断裁と塗り足しの位置が最初から決まったテンプレートを使う
Kumizineなら、塗り足しとトンボのロジックを含んだ印刷用レイアウトを作れるので、外側の設計を手作業で組み直す必要がありません。
編集方針
このガイドの更新方針
- 執筆・確認
- Kumizine チーム
- 最終確認日
- 2026-08-24
技術ガイドを公開・更新する前に確認していること
- •ページ順、折丁、印刷計画に関する説明は、該当する場合に Kumizine 本体が使う同じ制作ルールと照らし合わせています。
- •未対応の製本や未検証のプリンター挙動、存在しない書き出し機能については説明しません。
- •実例が必要なときは、Kumizine のテンプレートや制作フローに基づく一次情報の例を優先します。